不動産ポートフォリオの環境に関する開発および管理運営の考え方

相鉄グループでは、環境方針並びに環境ビジョンを定め、気候変動を緩和する低炭素社会の構築、森林や生物多様性と地球環境の保全、エネルギー、水ならびに資源のサステナブルな活用、汚染の防止や廃棄物排出抑制などの環境課題に取り組んでいます。
不動産ポートフォリオにおける開発および管理運営においても、グループ方針に基づき、事業特性に応じた環境目標を設定し、実践します。
また、テナントを含むステークホルダーと協働し、気候変動、エネルギー利用、水使用、生物多様性などの環境課題に配慮した不動産管理を推進し、不動産事業のサプライチェーン全体で環境負荷の低減に取り組んでいます。

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目標と実績(CO₂排出量)

相鉄グループが保有する不動産ポートフォリオの2030年度におけるCO₂排出量を、2020年度に比べて42%削減することを目指します。

2020年度
(基準年度)
2024年度 2024年度時点
(進捗状況)
CO₂排出量 33,428 t-CO₂ 23,766 t-CO₂ ▲28.9%
  • 不動産ポートフォリオ:省エネ法において報告義務のある、相鉄グループの不動産業(賃貸)部門が保有する施設
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不動産ポートフォリオにおける取り組み

気候変動の緩和と適応

  • スマートメーターの使用

    一部の不動産にて、電気、水道使用量をデジタル(スマートメーター)で計測して、防災センターにて一括管理システムを導入しています。
    (導入ビル)ゆめが丘ソラトス、ジョイナステラス1(ジョイナステラス二俣川)、ジョイナステラス2、相鉄三ツ境ビルA棟(電力量のみ)、相鉄ビル、相鉄神田須田町第2ビル

  • エネルギーマネジメントシステムの導入

    • 相鉄ビルのエネルギー使用状況や設備機器の運転状況を一元的に把握し、需要予測に基づく最適な運転計画を策定、実行して、きめ細やかな監視制御による建物全体のエネルギー消費の最小化を目的にBEMSを導入しています。(2011年設置)
    • 港南台ビルⅡ期熱源設備更新に合わせて省エネナビゲーションシステムおよび可視化システムを導入し、熱負荷に合わせた適正な運転をナビゲーションすることにより、エネルギー使用量、CO₂排出量削減を実施しています。(2024年設置)
  • グリーンビルティングに関する外部評価・認証の実績

    相鉄アーバンクリエイツ所有物件(共同ビル含む)に占める「CASBEE」認証比率 2.2%(2024年度)

    <事例>

    • 2024年度竣工の相鉄羽村ビルにて、CASBEE認証Aランク、BELS認証5☆、「ZEB」認証を取得。
    • 2018年度竣工のジョイナステラス1にて、CASBEE認証Aランクを取得(区分所有ビル)
  • パークアンドライドサービスを推進

    相鉄ビルマネジメントでは、相鉄ポイント会員様向けにパークアンドライドサービスを導入しています。自家用車ではなく相鉄線を利用して横浜駅西口の「相鉄ジョイナス」や二俣川駅の「ジョイナステラス二俣川」、ゆめが丘駅の「ゆめが丘ソラトス」への来館を促進することで、CO₂の排出量削減とお客様サービスの向上に取り組んでいます。

    対象となる駐車場

    • 相鉄ライフ三ツ境
    • 相鉄ライフいずみ野
    • リパーク上星川
    • ゆめが丘ソラトス平面駐車場1・2

    対象となる商業施設

    • 相鉄ジョイナス
    • ジョイナステラス二俣川
    • ゆめが丘ソラトス
    • いずれの施設も1店舗3,000円以上(税込み/複数店舗の合算不可)をご利用いただいたジョイナスポイント会員のお客様に、有人インフォメーションにて駐車サービス券をお渡しします。
    • 一部対象外店舗、対象外商品があります。
  • ZEH(ゼッチ)住宅の普及

    2023年度から販売した分譲戸建住宅「グレーシアライフ横浜三ツ境」の他に、2024年度は10件の分譲プロジェクトを進行中であり、全てのプロジェクトについて新築分譲マンションはZEH-M Oriented、新築分譲戸建住宅はZEHまたはZEH+の取得を予定しております。今後も脱炭素社会の実現に向けた取り組みとして、また、「選ばれる沿線」を目指してZEHの普及促進に努め、分譲戸建住宅では2025年度のZEH普及50%を目標に、分譲マンションでは「ZEH-M Oriented」以上の普及に向け段階的に取り組んでまいります。

  • 相鉄グループ初となる木造賃貸マンション施工

    相鉄グループでは、相鉄いずみ野線ゆめが丘駅前に建設中の木造賃貸マンション「KNOCKSゆめが丘」を2024年5月20日に竣工しました。
    本物件は、主要構造部に環境に優しい木材を使用することで、鉄骨造や鉄筋コンクリート造と比較し、建設時のCO₂排出量を大幅に削減しています。また、木材の長期間利用は、木材が含有する炭素を大気に戻さないことにもつながります。これらの結果、一次エネルギー消費量の20%以上の削減を実現し、「ZEH-M Oriented」を取得するなど、脱炭素化社会に貢献し、カーボンニュートラルの実現を目指す物件です。

  • 循環型社会への取り組み

    2024年7月開業の「ゆめが丘ソラトス」および周辺地域では、循環型社会を実現するさまざまな取り組みを実施しています。

    主な取り組み
    • SAF(Sustainable Aviation Fuel)
      同施設の飲食店などから排出される廃食用油を回収し、SAFに再生する取り組みを日揮ホールディングス㈱および㈱レボインターナショナルと実施することで、CO₂排出量を大幅に削減します。
      • SAF…食用油の廃油や植物など、化石燃料以外から製造される航空燃料
    • 衣服の再資源化
      IoT機能を持つ回収ボックスを、日揮ホールディングス㈱と協働で同施設内に設置し、通常焼却処理される衣服をお客様から回収し、再資源化(リユース/リサイクル)する取り組みです。さらに、衣服回収アプリでクーポンやポイントを発行することで当エリアにおける経済活性化、消費意識の向上を促します。

生物多様性の保全と回復

  • 新相鉄ビル(ジョイナス)

    新相鉄ビル(ジョイナス)では、生物多様性保全を目的とした屋上緑化を実施しています。屋上4,600㎡にヤマモモ、クスノキ、コナラをはじめとする約200種・2万本超の樹木を配置し、多様な生態系を支える樹林空間を形成しています。昭和53年の開園以来、地域の生態系保全に寄与し続けるとともに、来訪者に自然と触れ合える空間を提供しています。また、屋上庭園設置当初からあった滝や噴水を活用し、2011年には約70㎡のビオトープを整備しました。これにより、水辺の生き物の生息環境を創出しています。

  • 相鉄港南台ビル(港南台バーズ)

    港南台バーズ3階に、カヤ、エレガンテシマ、アラカシ、モテノキ、ツゲなどの樹木による庭園を設け、地域の生態系保全に寄与しています。

  • その他

    相鉄沿線の商業施設の「グリーンアクションプログラム」では、SDGsの理解深耕と地域住民の行動変容を促す様々なSDGs活動イベントを実施しています。
    エリアマネジメントの一環として高校生と連携した水辺の水質調査、沿線河川を活用した「生き物観察」のイベントなどを実施しています。

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